今年はほんとにたくさんの野菜をたくさんの動物にやられました。
猪にいも類をやられたのは「猪編」でご紹介の通り。
猪にはその後も、かぼちゃ、ズッキーニ、いんげん豆の茎を
荒らされました。
そして、さらに困ったのは、とうもろこし。左の写真にように、
実だけをきれいに食べられる。電柵を張ったのに、それをすり
抜ける小さい動物かと思っていたら、ある日複数のカラスがとう
もろこしの所から飛び去るのを発見。だから実を落とさずに
食べられるのか、と感心している場合でなく、あわてて防鳥用の
テープを張り巡りましたが、どこ吹く風。結局、７割位は食べられ
たでしょうか。夏の人気者「とうもろこし」がお１人１回程度しか
お届けできず。 （以前のとうもろこしの被害はこちら）
そうこうしているうちに、毎朝ハウスにいくとトマトが食いちらか
されている。右写真のように下に落とした上に中身だけ食べて、
皮だけ残している。まさに食いちらかし。１ケずつならまだしも、
４ケ位の房ごと下に落とし、一部だけ食べている。（右下写真）
地上より上にあるトマトだから最初は鳥類がつついているのかと
思っていたのですが、夜間だから鳥ではない。そして夜間に
侵入されないように閉め切ったのですが、それでも終わらない。
これはねずみが土中から潜入し、トマトの茎を昇って食べている
と考え、収穫しやすくするため、茎を（ずらして）下げていたトマト
の茎を再度上に上げ（ハウス中全て）、不要な葉を取り、茎が
まっすぐ上に伸びた状態にしたところ、大分落ち着きました。
それでもなくならないのでこの高さ（１ｍ～２ｍ）の１本道（茎）を
昇るのかと感心してしまいました。
その後、そのハウスの草ボーボーのところを刈っていたら、
ハウスのビニールに３０cm位の穴が。知人の話と合わせると、
どうやらハクビシンのようです。ハクビシンはこれ位の高さは
ジャンプするとのこと。夜な夜な通って完熟トマトだけを食して
いたのです。
その他にもおそらくネズミが、枝豆と大きくなりかけた人参を
食べてくれました。（にんじん被害の参考）
当たり前なんでしょうけど、どの野菜にしろ、熟した頃にやって
くれるので、ショックが大きいです。
でも、どの先輩もそれらを乗り越え、あるいは付き合ってやって
いるわけですから、へこたれてはいけません。とにかく、山で
農する最大の課題であることは間違いありません。
↑トマトの食いカス。
↓房ごと落とされ、食われなかったトマトもパー。
