のなか農園』中継  <畑中継>編      「山のなか農園」HOME
                                                「山のなか農園」中継TOPページへ戻る




  ↑やっと新しいいもが出来てきたのに・・・。 (左側に見えますか?)
                種芋が半分かじられて・・・。(右側)↑

  ↓いも畑左側のじゃがいも5列が全てパー。



H山の中で農する「覚悟」猪編。 2006.6

  ホクホクとおいしく、野菜セットの中では温かくホッとさせる存在
  のじゃがいも・里芋などのいも類。

  人が好きなら動物も好きということで、この地域では猪が多く
  出没するため、その防止策が必要です。
  まわりの人たちは電柵(電牧)をまわし、警戒していますが、
  そこまでのお金がないうちではネット
(左下写真参照)をまわし、
  そのまわりを犬を散歩して予防していました。
  そのおかげか運がいいだけか、これまで被害はありません
  でした。今まで4年間は・・・。

  今年のある日、じゃがいもが5mほど荒らされていました。
  これは一大事と、その日の夜はすぐ近くに(けっこう大きな)犬を
  2匹つなげましたが、次の日、被害はさらに大きく。近くでいくら
  犬が吠えてもお構いなし。それではと、次は近くに軽トラックを
  とめて、中で私が一晩過ごしました。さすがに人がいると
  来ませんでした。次の日からは軽トラックだけおいておくと、
  2〜3日は大丈夫でしたが、また・・・。無性に腹が立って今度
  は畑の真ん中で私が寝袋でまた一晩。追い払うための金物と
  万一のためのゴルフクラブとともに・・・。近くで物音はするもの
  の畑には来ず。でもそんなことは毎日できないので、以降は
  かかし代わりの自転車などいろいろ試しましたが、効果は
  数日で、猪は慣れては来る、私はやられたいもを植え直すの
  繰り返しの毎日。
  
  最終的にじゃがいもが種いも500ケ(4〜500品分)全て
  荒らされ、次は山芋、里芋も。
  悔しさや憎しみを感じつつも、例えば駆除を頼むことは、猪を
  殺すこと、そんなことは絶対したくない。
  山の中で農業を営む限り、動物の好きないも類、豆類、かぼ
  ちゃなどはこうなることもあるという「あきらめ」「覚悟」が必要
  である現実を突きつけられた5年目の春でした。

  今後、いも類は作らないのか・・・いや、野菜セットを販売する
  限りは何とかしないと・・・。
  くやしいけど、今年のいも類はあきらめて、(さつまいも・ヤーコン
  はまだありますが)この後の他の作物のために何をするか。
  電柵は付けてもやられる時はやられると聞いていたのですが、
  もはやこれしかない・・・。
  市販のものを買えば、早いのですが、やはりお金はないので、
  なるべく、安上がりの方法ということで、
  今は、柵に使う杭用に廃材180本を買ってきて、その先をナタ
  で削り、ようやく畑に刺し始めたところです。
  「早くしてくれ」と、定植を待っているかぼちゃの苗が悲鳴を
  上げています。ん〜、試練の5年目。
  
  

  ↑じゃがいもがきれいに荒されて・・・。

  ↓山芋はもっときれいに・・・。



 



アクセス解析 & SEM/SEO講座 by CUBIT