平成１６年５月１２日（水）
「ひよこが来た日。そしてその夜・・・」
農園から約２時間半離れた養鶏場まで行って、メス50羽、オス5羽、おまけ（メス5羽、オス1羽）
あわせて61羽買ってきました。
ほとんど当日生まれ。前日生まれも混じってるらしい。
朝、慌てて作った育すう箱を都合のいいようにして入れました。
いくら見てても飽きないかわいさ。やたら寝ようとするのは赤ちゃんだからだ。
人間の新生児もそうだもんな。じっと見てたいけど、まだ、小屋が出来てないのでいそいで
完成させた。といっても、不安を残す出来。
そのころには真っ暗。月明かりさえない日でした。
懐中電灯でひよこを見ると、箱の中でなく外で寝てる。中に入れてやっても
戻ってくるから、何度も繰り返し。なんか、動物に狙われてる気配を感じ、
不安だったけど、とりあえず家に帰った。
時間をおいて、育すう箱から外に出たひよこを中に入れに行ったら、3羽死んでた。
「さっき水につかっちゃったヤツかな。濡れてるし・・・凍死？」
「でも、私は半そで着てるくらいなんだけど、ひよこには寒いのかな？」
なんて思ってたら血が付いてる。圧死？わからないまま、また時間を空けて
行ったら今度は育すう箱の外に3羽いる。なんで？って思ったら足元に2羽の死体。
踏んだのかと思ったけど、また血が。噛まれてる。ネズミ？
動揺がおさまらず、朝まで寝れなかった。
平成１６年５月１３日（木）
「ひよこ２日目、１日で大きく成長。」
5：00前に起きて見に行った。1羽また死んでた。また噛まれて。昨日見つけられなかったものと
思う。長女に保育所を休んでもらい、次女の面倒を見てもらって、小屋をしっかり作ろうと思った。
よく見ると、金網を引っ張り上げ、イタチほどの動物が入れるほどの大きさの穴があった。
結局きちんとしていない小屋にひよこを入れたという答えが、6羽死なせたという悲しい現実。
でも、それ以上に被害が広がらなくって良かった。朝行って、半分以上死んでることを予想してた。
くず米をあげた。あぶらむしとハコベやクローバー。昨日と同じ。昨日より元気になってきて
よく走り回る。あぶらむしも上手に食べるようになった。細かく刻んだ草より、あぶらむしのほうが
おいしそう。
イモムシをあげたらそれを取ったひよこが取られまいと走り回る。あり、ミミズ、ムカデをあげたら
ミミズを取ったのが逃げ回る。ミミズは人気あるんだ。生餌のおかげか元気になってる。
1日で目を見張るような成長。大きさもばらばらになってる。1日でこんなになるのかと驚く。
本当にずっと見ててもあきない。
夜、一度目の見回りで、箱の外でかたまって寝てたから、ライトを中に向けてから入れたら、ライト
の前で寝てた。
二度目の見回りは、声は聞こえたけど、中で寝てた。三度目、9時ごろは中で寝てて、外回りも
大丈夫そうだった。
今日は安心して寝よう。
※プレハブの横にお墓を作った。（昨日死んでしまったひよこのために）
平成１６年５月１４日（金）
「ひよこ３日目、いろいろあげてみた。」
朝、とり小屋に行ったら、みんな大丈夫だった。よかった。
子供たちにミミズを食べるところ見せてあげようと思って取って来てあげたけど、食べなかった。
朝は食べる元気がないのかな？
くず米とあぶらむしをあげた。あぶらむしは大好き。よく食べる。あぶらむしのついた五月菜を
5cmほどに切ってそのまま床土にしようと思ってあげた。クローバーも細かく刻んであげた。
小屋の一部に切った五月菜を広げ、とりが来る前に作った発酵飼料（もみがらと米ぬかを
発酵させたもの。）をまいた。これを続けていい状態にしておこうと思う。ひよこが小屋全体を使う時
のために。せっかく作った発酵飼料だけど食べないし、あぶらむしの方がいいみたいだから、
ほかに役だてないとね。
夕方、ネコのポーが屋根にのってた。穴を見つけた様子。急いで穴をふさいでたら、何度も来る。
ひよこが気になるのか、私が気になるのか分からないけど、狙うとしつこいからこわい。
夕方また外で寝てたからライトを当て、中に入れた。見回りのとき、中で寝てたみたい。よかった。