『山のなか農園』中継 <わが家中継>編 「山のなか農園」HOMEへ
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H心から「おかえり!」2009.1 わが家から小学校までは一山越えての距離にして4.6km、 この地区で勾配が一番きついという山道を歩いて通学しています。 途中で沢の水を飲んだり、道で寝そべったりで遅く帰ってくる日も ありましたが、近頃は下りは走って、ずいぶん早く帰ってくる日が 増えました。 近頃は、田舎の子供の方が車の送り迎えが多く、かえって歩かない。 小学校の通学を歩かないで、人生の中でいつ歩くのかと、 猪・野良犬・熊・人(不審者)考え出すときりがない不安をよそに 毎日送り出しています。 「えらいね〜」声をかけられることも多く、がんばって歩く姿が、移住した ばかりだったわが家、わが子の地域における代名詞ともなりました。 最初は小さな体で泣く泣く歩いていたけど、体も強く、持久走も早くなった。 体力だけでなく、気持ちも強くなったと思う。たくさん歩くとその間に 考える力がつくと聞いたこともあります。 暑い中、寒い中、行きは「しかめっ面」で行きますが、帰りは3人とも 大声で唄いながら、「ただいま!」と帰ってきます。長い距離を 歩いてきて「やっと家に着いた」という気持ちでしょうか。 そして畑作業をしながら、出迎える私も「おかえり!!」。 「今日も無事に帰ってきたね」という気持ちから、文字通りのその言葉が 心から出てきます。 100点満点の答案用紙より、帰ってくる時の「ただいま!」がどれだけ うれしいか。そしてそれが必ず未来のキミたちの糧となるから。 20年後、このページを読んで、その時の自分を確認してほしい。 |
![]() ↑この写真は秋撮影 |