やすこママの「おしゃべり帳」             「山のなか農園」HOME

わが家の大黒柱、やすこさんは、若い頃は銀座・池袋・新宿・渋谷とそれなりに楽しんだ普通の都会っ子でした。
口から生まれた超早口おしゃべりママも今は、山の中でほとんど毎日人と会わない生活で、(体は超忙しいが)口は退屈しています。
人はいないが、4人の子供や豊かな自然に囲まれた今の生活を、(早)口ではなく、(遅)キーボードで語ってもらいます。
   やすこママへのご意見ご感想メールは → こちら

@「自然と子供たち」 A「野生動物と畑」 B「私の育児」 C「テレビに出て・・・」 D「気付かない小さな命」 E「自然の恵みを使ったお菓子作り」
F「11年間一緒だったピーちゃん」 G「体を動かすのが大好き」        

@「自然と子供たち」

 男の子2人、女の子2人という山本家の子供たちは7才、5才、3才、0才というわんぱくざかりばかりです。                   
都会から宮城に来た時は5才、2才、0才で3人でした。その頃の子供たちの変わり様は一生忘れないで
しょう。毎日、外に出て走り回り、ごはんをおかわりし、表情がとても豊かになった様に感じました。
 (宮城県川崎町から)丸森町筆甫に来る頃は野生児に近づいていたのですが、今では野生児といえるで
しょう。常にはだしですごす子供たちは買い物に行くとすぐはだしになるので困ります。でもはだしだから
こそ風邪もそうそうひかず健康なのだと思っています。外でもはだしになりたいようなのですが、ヘビが
でるので一生懸命注意し、今は長ぐつをがまんしてはいているようです。のびのびと元気に健康に育って
ほしいものです。                                          トップへ
H15.1(「山の野菜便り」通信、新春特別号より)          


A「野生動物と畑」

 野生動物は自ら食べものを作るのではなく、探します。鼻がとてもいいので土の中のものもわかるのでしょう。
冬の間、食べ物がないので、必死のようで里芋、さつまいもがあった畑が掘り返されています。かわいそうに
山には食べ物がないのでしょう。米ぬかをまいたところにきつねが来ました。私たちはかわいいので、家の中では
キャーキャー大さわぎでした。人間が山を壊してしまったので、米ぬかの少しぐらいいいと思い、ほっときましたが、
犬が吠え立てるので、逃げて行きました。野菜全部食べられると困るので対策はしますが、動物も生きていく
ため必死だということを考えるとおこる気になりません。
 思いやりという心を人間だけに向けるのではなく、自然動物たちにも向けられる、人間と動物との共存できる
世の中になる事を願い続けたいと思います。                           トップへ
H15.1(「山の野菜便り」通信、新春特別号より)


B「私の育児」

 私は子供を育てたり、花を育てたり、物を作るのが大好きです。これは目に見えて結果があるからというのと
その過程が楽しいからです。このような私から世の中をみると、子供の数が少ない、1人っ子が多いのは
どうして?と思ってしまいます。私みたいな人がいるのと反対に子供を育てるのがしんどい、苦痛、大変と思う
人もいるでしょう。もちろん欲しくてもできない人もいるのですが・・・
 私は常に先を見るクセというのか、そういうのがあって、「子供が大人になって私が死んだ時、兄弟がいないと
かわいそう」「年が近くにないと話が合わないだろう」などいろいろ考えたのが、4人の出産理由の1つです。
 育児をしてて、親の視点だけでなく、子供の視点からも子供をみた方がいいと思いました。子供の気持ちは
親にはわからないところがあります。だから私が子供になります。常に昔の私を思い出してます。子供のアニメを
一緒に見たり、子供と一緒に遊ぶと自然と昔を想い出します。こうすることで、話題は合うし会話も増えます。
子供の運動が苦手というのをどうしたらいいか考えた答えが、一緒に運動することです。なかなか時間がないの
ですが、時間を作り、自転車に乗ったり、ドッチボール(子供が学校で土曜日してます)に一緒に参加したりすると、
喜ぶし自分からすすんでするようになりました。これは最も人に薦めたい私の育児です。  
H15.10.30                                               トップへ


C「テレビに出て・・・」

 TVの話がきたのが8月。「自給自足物語」と聞いて、びっくりしました。都会生活してる時、よく見てた番組だった
のです。今はこのような生活してるので見ることもなくなりましたが・・・。
 9/10の撮影、そのあと10/14・15・17と撮影しました。15日しかタレントの都合がつかないということ
で、タレントのからみは一日だけの撮影。でも放送されたのを見ると、あまりそういうのがわからないようにできていて、「さすが・・・」と思わせます。たった15分ほどの放送に数日分何本ものビデオTAPEを使い、編集するのです
から大変な作業です。うまく話をまとめるため、同じ洋服を着たりするのは、こういう経験がないとわからなかった
ことです。
 放送されたもので、実際と違うものは「通信」で書きましたが、誤解をうけたかと思う所は伝えておきたいと
思います。「冷夏を気にしていない」というところがありましたが、そうではなく「自然のことは仕方がないから、それをどのように対処し、勉強していくかが問題」と思っているので、けっして楽観的な人間ではありません。
 早口で即実行の私ですが、何も考えず行動してるわけでなく、他の人の何倍の早さで・・・かわかりませんが、
フル回転で「こんな状況も考えられるが大丈夫か」「こんな事になったらどうする」何通りの予想できることを考え、
「出来る」という答えが出てから行動します。後悔しないよう、一つ一つ考え、行動しているので、「早い決断だから
軽率」「遅い決断だから、よーく考えた」というわけではないと自分で考えています。
 今回のTVで楽観的に見られるかと思いますが、いい意味での楽観的と自分で思っています。(根はまじめなので)
前向きで、不安・悩みは即解決という性格です。悪い方に思われるのは心外なので、一応説明しました。
PS・・・TVで「イケイケ」ともいっていましたが、「イケイケ」ではありません。
H15.11.24                                               トップへ

D「気付かない小さな命」

 食物ピラミッドの頂点にいる人間は、いろいろな生き物の命をいただいて生きています。
これは普段は気付かないことなのですが、考えてみると植物(野菜等)や魚、お肉といろいろ
いただいています。これは少し考えればわかることですが、私は常に感謝しています。
でも食べること以外にもいろいろな命をいただいていることにはあまり気付きません。
 都会でいえばたとえば、土の上をアスファルトがかためて、土の中の生き物をとじこめ、
木を切り、住宅を広げ、そこに住んでいる鳥、虫たちも生きていけなくなっています。
 うちは薪ストーブなので、薪取りをよくしています。お正月に私の母が来てたので、子供たち
をみてもらい、2人で山にとりに行きました。その時、長さ50cm程の栗の木があったので、
裏に返してみたら、何かの菌と虫と幼虫がいました。
越冬していたのでしょう。「ゴメンネ」といいながら戻しましたが、ここらを歩くだけでも、
いくつかの命がうばわれているのだろうと思うと申し訳なくなりました。
 その場所は昨年しいたけの原木としてナラの木が切られた所で、使われなかった木や
枝を薪としていただいているのですが。そこは一面ハゲ山です。それをみると心が痛く
なるのですが、足元をみるとナラの切り株の脇から芽が何本も伸びているのです。
これをみて、心が救われると同時に、生命力の強さと命の大切さなどを教えられました。
ありがたく薪を使わせてもらってます。

H16.1(「山の野菜便り」通信、新春特別号より)              トップへ 

E「自然の恵みを使ったお菓子作り」

私は甘党です。和菓子、洋菓子なんでも大好き。
お菓子を作るのも大好きです。材料、時間、食べる人が揃えば作ります。ですが、今は専業主婦ではないので時間が取れません。
そして、お金がない。材料って結構高いんですよね。そんな中で、お金をかけずにお菓子を作れないかと常々考えてます。
なぜならば、おいしいし、体にも市販のものよりいい。子供も喜ぶし・・・
今、よく作るのははパウンドケーキ。材料が常にあり、時間もかからず(焼く時間は別)作れるからです。

この時期になると、をよくいただきます。そうすると「お菓子をつくらなくちゃ」という気にさせられます。この間もいただきました。
でも、むくのが大変で、毎日くたくたになって、やっと子供が寝付き始めた9時ごろには睡魔がきてて、それと戦いながら二日かけて
ある程度むき終わりました。それを砂糖で少し煮詰めたものを、パウンドケーキにいれて焼き、栗をくれた方にあげたら驚いた顔を
してました。(田舎のおばあさんだから)ケーキというのに馴染みがないのかな。

今回はモンブランを作ってみたくって仕方なかったので、頭の中でどうしたら楽に、材料費がかからず作れるか考えました。
そして、疲れからあちこちが痛くなり、農作業を休まなくてはいけない時があったので、その時に作りました。
スポンジをフライパンで焼き、(5分で焼き終わります)さいころのように切り、おさらにのせ、その上に少々のホイップした生クリームを
のせ、むきぐり、砂糖、牛乳をミキサーにかけ、クリームにしたものを絞り袋にいれて生クリームの上に絞ります。
それまではグチャグチャな感じなのですが、甘く煮た栗の大きいものを上にのせたら様になり、ケーキ屋さんのケーキのようになりました。
子供も私も大喜びで食べました。でも、おおざっぱな私が時間のない時に作ったため、スポンジには小麦粉をふるわなかったので、
粒があり、栗は裏ごしではなくミキサーにしたので粒が残り、絞ってる途中でやたら詰まる状態に。でも、終わりよければすべてよしと
いうことで大満足でした。

今度は以前作って冷凍にしておいた木苺ジャムをいれたお菓子を作ろうかな。          
うちの畑で取れたメロンを使って、パフェ、ゼリーもいいかも。
ここで手に入るものを使ったお菓子を作り、食べられる幸せを感じています。   H16.9.14 
                          
                                                
家の中でケーキバイキングをしようと子供たちとケーキを作りました。
           
(右の写真はブルーベリーのチーズケーキ・レモンメレンゲパイ・シフォンケーキ・チョコプリン、他にパフェも)
この時は自然の恵みを使ったものとはいえませんが、手作りなのでとても安上がりで、
作る楽しさ、計画を立てる楽しさもあり子供たちは満足してました。         H17.1
                                                               トップへ

F「11年間一緒だったピーちゃん」

正式な名前はピーチ。
21歳の時結婚して、1年後転勤。友達もいなく、遅く帰ってくるパパだけが
話し相手の毎日。疲れてるから、たいして話も聞いてくれずさみしかったときに
飼った猫が、ピーチとプチ。真っ白で、ペルシャの血が入ってるからふわふわの毛。
プチは日本猫の顔で、ピーちゃんはペルシャっぽい顔。プチは気が強く、おまけにおでぶ。   
ピーちゃんは気が弱く、おとなしい。どっちが好き?と聞かれるとわからなかったけど、
死んでしまったのもあるのかピーちゃんのほうが好きなのかもしれない。

昔飼っていた猫が死んだ時、「次に飼った猫は死んだ時に後悔のないように育てよう」
と思っていたけれど、やっぱり後悔するものなんだなあと思いました。
子供が産まれ、ピーちゃんは私のところに来たくてもこれなくなって(子供が恐くって)
夜、枕もとで一緒に寝るだけになってしまった。枕に乗るから顔が曲がって窮屈で
起きたりもしたけど、ふわふわの毛が顔に当るととても気持ちよく、今それがないのが
とっても淋しい。私の中でピーちゃんは淋しさから助けてくれて、心に安らぎをくれた
子。とっても存在が大きかった。いなくなって初めてわかった。

息をするのも苦しそうになってからのある日の夜中、「ニャオーン」という声に起こされ、
みるとピーちゃんが枕元にまで来てました。50cmほどとはいえ、移動してきて、びっくり
しましたが、この後すぐ天国へ。これが最後の別れとなりました。あいさつに来てくれた
のです。ガンとわかって2週間で逝ってしまうのは早すぎて、心の準備が出来なかった。
奇跡を信じたかった。漢方で治せるかと思ったのに、間に合わなかった。
1回しか飲めなくって本当に悔しい。

いつも思うのだけれど、死ぬのがかわいそうだから飼わないという人がいるけれど、これからも
心の中で生きているし、一緒にいれてとても幸せだった、楽しかったと思えたし、私はまた飼いたい
と思う。人でも出会いがあれば、別れもある。別れを恐がってたらなにも出来なくなってしまうと思う。
もちろん次に飼うのは新しい猫であってピーちゃんではない。

命あるもの必ず死がある。覚悟はしていたことだけどさみしい。お墓に埋めるとき、「いままでありがとう。
天国で待っててね。」と言って別れました。
今でも淋しいし、悲しい。今までもこれからもピーちゃんほど客観的にも可愛い猫はいないとおもう。
ずっとずっとピーちゃんを愛してるよ。                            H17.5
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G「体を動かすのが大好き」

私は、子供っぽいのかもしれないけれど、体を動かすのが大好きです。運動神経はいい方ではないのですが・・・
都会で生活している時、子供に戻って体を動かしたいと思うこともよくありました。こっちにきて全て解消。
なんたって静かで、広くって、何しても文句をいわれないようなところにすんでいるのですから、
好きな時にキャッチボール、バトミントン、バレーボールなどができます。

少し前までは子供と一緒に野球の練習を毎週していました。とても体が快調です。
素振り100回をはじめてしたときは筋肉痛になりましたが、次からはならないし、なんたって体力がつき、
何しても疲れないというのはとても気持ちがいいのです。
でも、慣れというのは恐いもので、楽しいのですがなにか物足りない。結局練習しても、上手になっても
私は少年ではないので試合に参加できないのです。

ママさんソフトを探したのですが、見つけることが出来ませんでした。
あるきっかけから筆甫にあるママさんバレーに入ることになりました。中学時代バレー部に所属していたので
18年ぶりでした。へたくそな私ですが、体力が少しついたからあまり疲れず、そして楽しく練習でき、バレーも
いいなあ・・・と思うようになりました。

実は、中学の時からソフト部に入ればよかったという後悔からソフトへの憧れが強く、以前住んでいたところに
ママさんソフトがあったので、見学。そして入ろうか・・・というところでしたが、子供が小さく、「子供連れてきても
大丈夫だよ」といわれてもボールがあたったら・・・とか離れないとかの理由で時期を延ばしていた事があります。
今、そこに住んでいたら間違いなく入ってるのですが、自分の思い描いた道でないところを通り、それも良かった
と思えるのですから人生っておもしろいし、不思議だなって思います。                 H18.1
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